エナクルのロケットスタート
電動アシスト自転車におけるエナクルの優位性の一つに、「変速機のギアがどのスピードだろうと関係なく、実際の速度に応じてアシストしてくれる」というものがあります。(参照:「電動アシスト自転車:エナクルの競合他車との比較優位性」)
エナクルは前輪ハブモーターのところで速度を測定しているので、ギアが何速だろうと時速15kmまでは踏力と等倍のアシストで、時速24kmまでは踏力に対し逓減したアシストが得られます。それを応用するとロケットスタート(笑)をすることも可能です。
ロケットスタートのやり方は簡単です。
- 停止時に、内装変速機を2速に入れておく
- アシストモードを「パワフル」にする
- 全力でペダルを踏んでスタートする
- 一気に時速24kmまで加速し、最後のアシストが終わった(と乗り手が感じた)瞬間には時速27km程度に到達する
- 内装変速機を3速に変速する
- 温存しておいた脚力でさらに加速、脚力次第で時速40km程度まで到達する
- 後は気力の続く限り頑張る
というものです。
ポイントは、軽い2速でできるだけ速い速度まで加速し、脚力を温存しておく。その後、アシストがなくなったら、温存しておいた脚力を重い3速に使って更に加速する、というものです。2速でも24kmまでアシストしてくれるエナクルだからできることです。さらに、パワフルモードだと、アシストが始まる時点の速度をもとにアシスト率が決まるので、一気呵成に加速しているときは、24kmを超えてアシストが得られるというのも重要です。
※2速よりもっと軽い1速でスタートするやり方もありますが、時速24kmになる前に足が追いつかなくなる(27インチのSRだと時速24kmで127rpm)ので、途中でシフトアップが必要になります。その場合、変速に一呼吸おかないとギアが不完全にひっかかった状態で力を加えることになって、内装変速機を壊してしまう危険性があります。そのため、どうしても一旦加速が止まってしまいます。だから若干最初が重くなりますが、私は2速でスタートしています。勿論、2速から3速への変速でも、変速に一呼吸おく必要がありますが、変速回数を2回やるよりは一呼吸おくロスが少なくなります。
※「24kmを超えてアシスト」に食いつく人がいるので、ちょっと補足しておきます。乗り手がアシスト終了を感じるのは、漕いでる踏み足にアシストがあったのが、次の一漕ぎでアシストが感じられなくなったときです。実際の、電気的なアシストはその前に終わっていますが、モーターには慣性が働いているので感覚的には24kmを超えて、その踏み足を下に踏み込むまでアシストがあった、と感じられます。真の電気的なアシストがいつ終了したかは乗り手にはわかりません。感覚的なものです。
これをやれば、交差点の青信号スタートで、ロードにも負けません。彼等がビンディングペダルをつけようとしている間に、一気に加速してしまいます。でも、その後は持続できませんので、あっという間に抜かされる束の間の優位ではあります。
あんな自転車が!という意外性が、気に入っています。
とはいえ、あまりやりすぎると電池が減ってしまうし、何より結構疲れるので、めったにやりません。
また、実際にやるときは、道路状況をみてやっています。(車線の一番左側がほとんど自転車専用になる時間帯など)
基本は安全運転、経済運転です。ご参考まで。
※ちなみに、PASやハリヤ、Viviなどの競合他車では正確な速度を測定することができないため、最高ギアで法律のアシスト範囲内に収まるような設定になっており、低いギアでは低いアシスト限界速度になっており、上記のエナクルのようなロケットスタートをすることができません。あしからず。
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