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三洋電機の危機

独自の技術・商品を持った良い会社なのに、本当に残念です。


リンク: Yahoo!ファイナンス.

株式新聞社 2006年11月20日(月) 16時50分 三洋電が安値引けで年初来安値を更新、今3月期連結の3期連続最終赤字報道を嫌気  三洋電機 <6764> が26円安の179円と安値で引け、10日の年初来安値204円を更新した。18日付の日本経済新聞で今3月期連結最終損益が3期連続の赤字になる見通しと報じられ、嫌気売りが先行した。報道によると、期初には200億円の黒字を見込んでいたが、携帯電話機の不振などで本業のもうけが計画を大幅に下回り、さらに国内に加え新たに海外でも追加的な人員削減を実施する方針で、退職金の支払いも膨らむという。現段階では500億円規模の赤字になる可能性があるという。

提供:株式新聞社

[ 株式新聞ダイジェスト ]


乗ったまま充電できる電動アシスト自転車「エナクル」や、自然放電しにくくパワーが落ちない充電池「エネループ」、画質の良いデジカメ「ザクティ」、価格と性能のバランスの良いカーナビ「ゴリラ」など、良い商品をたくさん提供している三洋電機の製品には、個人的なお気に入りが少なくありません。

本当に残念です。
エナクルユーザとしては、三洋がなくなって電池等のサポートがなくなってしまっては絶対に困ります。


さて、この会社が再生するには、どうすれば良いのでしょうか。

実際にコンサルに行ったわけではないので、想像にすぎませんが、一つだけあげるのなら、「経営陣を先頭に、会社全体が市場・消費者・協力会社・販売店・社員と対話し、理解すること」に尽きると思います。ご大層な経営計画や戦略などよりも、泥臭くても徹底的にお客様第一に考え、社員や取引先を大切にし、良いものを作っていく会社になることです。

今のサンヨーは、一人一人良い社員がいて頑張っていると思います。でも、彼らが業務を通じて得た現場知が共有されず、会社全体に反映されていないように思われてなりません。


さらにもう一つ付け加えるなら目先の小さな損得ではなく、全体の損得を判断するためのマネジメントテクノロジーの徹底活用も上げておきたいところです。

泥臭さとは対極的であり、おや?と感じるかもしれません。しかし、今のようにリストラにまい進していると、本来削るべきでないところを削り、かえってコストがかかったり、収益を失ったりしているケースが多いように思うからです。

卑近なところでは、エナクルのシフトグリップに数百円程度の差で、シマノ製ではなくダイヤコンペ製を使い、壊れ易く、結果として出張サービスのコストがかかってしまう、等があげられます。もっと大規模で戦略的なところでは、目先の製造コストの安さにつられて中国生産にシフトし、結果的に販売機会損失や在庫増加のリスクを高めたりすることもあげられましょう。従業員満足度を測ることなく、自社製品を強制的に買わせたり、待遇を悪化させたりすれば、社員の離職率があがり、人材の確保に余計なコストと時間がかかったりすることもあげられます。

これらを実現するには、情報システムや制度による経営の見える化、管理会計の適用など、どんぶり勘定ではない緻密で繊細な取り組みが必要になります。それにより初めて、正しい経営判断が可能となり、社員や取引先、株主も納得して、協力して改革に当たることができるようになります。どんぶり勘定の経営では、改革案の妥当性を説得し、関係者を動かすことは難しいことを、肝に銘じるべきです。


生き残るための徹底した顧客志向・社員(と取引先)重視と、合理的な経営判断の両立。『知的に泥臭く』、これはサンヨーに限らず、今後の日本企業にとって唯一の方向性と私は思っています。

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コメント

なお、投資家として冷徹な目でみると、まだチャートが下がりきっておらず、これまでの高値で買った人たちの分のしこりが残っているため、当分上がりは難しいでしょう。

底を這うような状態が半年以上、信用で買った人が投げ、皆が忘れたころに漸くそろそろと出動、というところでしょう。

投稿: magnolia | 2006/11/21 09:30

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